自分の家で猫を飼う最大の理由の一つに、「猫を抱っこしたいから」という事はありませんか?
しかし、いざ自分の家で猫を飼ってみたら、全然抱っこさせてくれない・・・とガッカリしたかもしれません。
そうなんです、多くの猫は抱っこが嫌い・苦手なのが現実です。
この記事では、抱っこ嫌いの猫が多い理由と、好きになってもらう方法をご紹介します!
目次(クリックで移動)
猫が抱っこを嫌がる理由は?好きな猫はいるの?
自分が飼っている猫はどうして抱っこが嫌いなのだろう・・・と疑問に思いませんか?
また、抱っこされるのが好きな猫は世の中にいるんでしょうか?
猫が抱っこを嫌いになる理由は?
それではまず、多くの猫が抱っこを嫌いになる理由から見ていきましょう。
束縛されるのが嫌い
猫は元々単独で行動する生き物です。
人間に抱っこされると身動きが取れないので、本能的に恐怖心があるものと思われます。
子猫のうちから抱っこに慣らしておけば、好きになる可能性は高くなります。
体が不安定になる
これは抱っこする人の側に問題があることが多いのですが、抱き方が下手だととても不安定になります。
その感覚を覚えてしまうと、抱っこが苦手になってしまいます。
過去に嫌なことがあった
過去に抱っこされて病院に連れて行かれた、無理にお風呂に入れられたなどの嫌な経験があると、抱っこ自体が嫌いになってしまいます。
飼い主の匂いが嫌い
タバコの匂いやキツい香水の匂い、体臭など様々要因はありますが、抱っこすると至近距離になるので匂いが気になる猫は多いはずです。
無理矢理抱っこされることが多かった
とても人懐っこい猫でも、自分の気分が乗らない時(抱っこしてほしくない時)に抱っこされるとすぐに逃げます。
それを繰り返すと、抱っこ嫌いになってしまうことがあります。
抱っこが好きな猫と嫌いな猫の違いは?
抱っこが好きな猫と嫌いな猫がいますが、好きな猫は少数派です。
では、抱っこ好きの猫の特徴とはどんなものでしょうか?
元々の性格による違い
人間にもスキンシップが好きな人と嫌いな人が居るように、猫の性格も様々。
「元々」好きか嫌いかというのは大きいと思います。
性別と年齢による違い
私がこれまで見てきた猫たちの中で、抱っこ好きの猫にはこんな特徴がありました。
子猫より大人猫の方が抱っこ好き
子猫は「遊び盛り」なので、膝の上や腕の中でじっとしているのが苦手です。
その点、大人になると落ち着いてきて「温かい腕の中」が好きになるということは多いようですね。
ただし、逆に子猫の時は抱っこ好きだったのに、大人になったら苦手になったという猫もいるようなので、やはり性格によるところは大きいでしょう。
メス猫よりオス猫の方が抱っこ好き
全般的な傾向として、メス猫よりもオス猫の方が甘えん坊が多いです。
もちろん抱っこ嫌いのオス猫もたくさん居ますが、私が知っている抱っこ大好きな猫はみんなオス猫でした。
特に茶トラ猫は抱っこ好きの確率が高いと思いますので、モフモフしたい方には狙い目かもしれません^^
茶トラ猫については、こちらの記事も参考にしてみて下さい♪
抱っこを好きにさせる方法と正しい抱き方は?
多くの猫が抱っこを苦手としている事は分かりました。
では、抱っこを好きにさせることはできるのでしょうか?
猫が抱っこを好きになる事のメリットは、飼い主が癒されることだけではありません。
猫の健康を守るためのあらゆる場面で、抱っこが必要になるんです。
病院に行くときはキャリーに入れますが、その時に抱っこする必要が出てきますし、
診察や健康診断を受けるときも抱っこに慣れていれば暴れる確率も低くなりますよ。
抱っこが嫌いな猫を好きにさせる方法はある?
猫を抱っこ好きにさせるのは簡単ではありません。
でも、ゆっくり時間をかけて慣らす方法があるんです。
猫を抱っこする第一歩は膝に乗ってもらうこと
抱っこが苦手な猫でも、膝に乗るのは好きな猫もいます。
ここでは、遊びを利用して膝乗りに慣れさせる方法をご紹介しますね。
手順は次の通りです。
- 床に脚を伸ばして座り、猫が滑らないように膝掛けや毛布などを脚に敷きます
- その上に新聞紙を広げて、毛布との間に隙間を作ります
- じゃらし棒を膝の上や自分のお腹の前で振ってみます
- 猫がじゃらし棒につられてあなたの膝に乗ってきたら、そのまま遊ばせておきます
- 上記を繰り返すと、膝に乗ることに慣れてくれます
- 膝乗りに慣れたら、今度はお尻の下に座布団を敷いて高くしていきます
言葉だけで説明しても分かりにくいので、実際に私がやってみました!!
時間的に良いのは、夜ご飯を食べて1時間以上経ち、遊びモードに入った時です。
膝を伸ばしてから膝の上に毛布を敷いて、その上に新聞を敷いた状態がこの写真です↓↓
生活感溢れ過ぎる写真ですみません(笑)じゃれている黒猫は、我が家のリンちゃんです。
実は、じゃらし棒に飛びついている猫の他にもう一匹猫が居るんですが、さてどこに居るか分かりますか??
答えは・・・じゃじゃーんっ
新聞紙の下に居ます(^o^)
前足を新聞紙の下から出しているのは我が家のラムちゃん。
この状態で10分くらい、じっとして落ち着いてくれました。
新聞紙と人間の脚の間はとても温かいので、特に寒い冬には効果バツグンですよ!
飼い主も温かいですし、Win-Winで最高ですよね(^o^)
猫を正しく抱っこする方法とは?
さて、膝乗りに慣れたらいよいよ抱っこの練習をしましょう。
猫の体に負担の少ない抱っこの仕方を知ることが大切です。
猫の体を包み込むようにし、密着させて抱っこすると、猫が安定します。
こちらの動画が参考になるので一度見てみて下さいね。
★猫の抱っこ手順
- 右の手を猫の脇の下に入れます(右利きの場合)
- 左手で猫の股とお腹を抱えるように持ち上げます
- そのまま自分の体に密着させて、右肘で猫をしっかり支えるように持ちます
- 最後に左手で猫の後ろ脚を下から持って支えます
赤ちゃんの「高い高い」のように、両前足の付け根を持つのはNGです!
また、お腹を見せるように仰向けにして抱くのもやめましょう。
立ったまま抱くのが安定しなければ、慣れるまでは座って膝の上で抱っこすると良いですね^^
まとめ
猫を抱っこ好きにするのはとても時間がかかります。
それこそ、長ければ3年~5年、もっとかかる場合もあります。
一番大事なのは、とにかく無理矢理抱こうとしないこと!
若いうちはいっぱい遊んであげましょう。そうすれば段々と信頼関係も深まっていくものです。
楽しく遊びながら抱っこの練習をして、猫が自ら抱っこしてほしいと思うような関係になれると良いですね(*^_^*)