猫と新幹線で年末年始に帰省、持込み方法や料金・キャリーの選び方は?
年末年始、新幹線で実家に帰省をする方も多いと思います。
はたして、猫を新幹線に乗せることはできるのでしょうか?
この記事では、新幹線への猫の持ち込み方法と料金、キャリーバッグの選び方、車内・駅内での周囲への配慮など詳しく解説します!
目次(クリックで移動)
猫は新幹線で運べるの?持ち込み方法と料金は?
まず最初の疑問、新幹線に猫を乗せることができるのかについてですが、
乗せることはできます!
ただし、人間と違って猫は「手荷物品」扱いとなるんです。
そして新幹線に持ち込むには、人間の切符の他に別料金がかかります。
猫を新幹線に乗せるための切符の購入方法と料金は?
まず、乗車する駅の改札口などで、猫を駅員に提示します。
そして、「手回り品きっぷ=280円」を購入します。
これは、JR各社とも全て同じ料金・購入方法となります。
猫のきっぷを購入するときの注意事項は?
猫を新幹線に乗せる際、猫のために「2席分確保」することはできません!
どういうことかと言うと、自分のために1席、猫のために1席という購入方法は禁止されています。
何故なら、猫は「荷物」として扱われるからなんです。
指定席だけでなく、自由席でも周りの迷惑になるので座席に置くことはやめて下さいね。
また、年末年始は猫の持ち込みを拒否される可能性があります!
例えばJR東海の「手回り品」ページにはこんな記載があります。
他のお客さまにご迷惑をおかけするおそれがある場合や列車が大変混雑している場合などは、持込みをお断りする場合があります。
出典:JR東海「手回り品」http://railway.jr-central.co.jp/ticket-rule/rule47.html
年末年始は特に大混雑する時期なので、拒否されるリスクを避けるためにもカレンダーの休みと少しずらして帰省するのがお勧めです。
複数の猫を持ち込むことはできる?サイズと重さの制限は?
キャリーの大きさと重量には以下のような制限が設けられています。
★キャリー1個あたり★
●長さ70cm以内、タテ・ヨコ・高さの合計が90cm程度
●キャリーと合わせた重量が10㎏以内のもの
猫を入れたキャリーは1個につき「手荷物1個」とカウントされ、「2個」まで持ち込み可能です。
つまり、多頭飼いでも新幹線で運ぶことができるということです。
ただ、キャリーだけでもそれなりに重いので、現実的には2匹が限度でしょう。
新幹線の中で、猫はどこに置く?
猫を入れたキャリーは膝の上に載せるのがベターだと思います。
でも何時間も膝の上に載せるのは大変ですよね。
長時間の移動になるのなら、基本は足元に置き、たまに膝の上に載せるなどしてみると良いですね。
因みに、荷物棚の上に置くことも可能ではありますが、危険なので避けた方が良いと思います。
自分の手荷物は予め宅配便などで送っておけば、猫のためにスペースを取れて良いですね。
猫を新幹線で運ぶためのキャリーの選び方は?
JR各社の規格に則った大きさのキャリーを選ぶ
先ほども書きましたが、キャリーの大きさは次のような規格が定められています。
- 長さ70cm以内、タテ・ヨコ・高さの合計が90cm程度
- ケースと合わせた重量が10㎏以内のもの
この範囲内に収まる物を選ぶのですが・・・
キャリーは大きく「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」に分かれます。
新幹線に乗るのであれば、ソフトタイプの方がお勧めです。
新幹線でソフトタイプキャリーをお勧めする理由は?
ソフトタイプのメリットは「軽い」ことと「持ちやすいこと」です。
自分の荷物を持ちながら猫も運ぶなら、「リュックタイプ」がお勧めです。
【楽天市場】で色々選べますので、お気に入りのバッグを探してみて下さいね^^
その際、猫が自分でファスナーを開けれない物や、顔出しできない物を選ぶと良いでしょう。
新幹線車内での猫のストレス軽減方法は?
何時間も狭い車内・キャリーの中で過ごすことになるので、出来るだけ猫のストレスを減らしたいですよね。
酔いやすい猫は食事に注意
新幹線に乗る日の朝は、猫の食事は少なめにしておきましょう。
車内で嘔吐などしないように、前日までの体調管理には注意が必要です。
当日までにキャリーに慣れてもらう
いきなりキャリーに入れると、不安になって怯えたり鳴いたりすることがります。
ですから、帰省する1ヶ月くらい前を目安に「キャリーに慣れさせる」ことが大切です。
慣れておけば狭い車内でも鳴いたり暴れたりすることなく、落ち着いてくれると思います。
また、移動中はキャリーにタオルをかけて暗くすると落ち着くようです。
猫が嫌いな人が隣に乗っていたら?車内や駅内での配慮は?
新幹線では、隣にどんな人が乗ってくるのか全く分かりません。
もし、隣席の人が「猫嫌い」だったらどうすれば良いのでしょうか?
猫をキャリーから出さないことが鉄則
猫を新幹線に持ち込むことは、規則で「可能」とされている以上、猫嫌いの人でも拒むことはできません。
だからと言って、「猫を乗せて当然!」という態度では困りますし、最低限の配慮は必要です。
では何が出来るかといえば、「キャリーから出さないこと」が一番大事です。
猫嫌いなだけならともかく、猫アレルギー持ちの人だったら大変ですよね。
もし猫の様子がどうしても気になるのであれば、混雑していないデッキやトイレの中などで声がけしてあげましょう。
ただし、トイレも長時間の利用は迷惑ですから気を付けて下さいね!
ちなみに、キャリーから出さないというのは車内だけでなく、駅構内でも同じですのでご注意下さい。
座席は動きやすい場所を確保
座席は車両の一番前か一番後ろを予約しましょう。
いざという時にデッキに出やすいです。
★ニャンポイント★
「窓側」に座れば落ち着きが良い反面、頻繁に移動する場合は隣席の人に迷惑になります。
「通路側」に座れば出入りはしやすいですが、足元に置くと邪魔になることがあります。
どちらが良いかは一概には言えませんが、「猫が鳴くかどうか、落ち着きがあるか無いか」で一度様子を見てみましょう。
次回新幹線に乗る時の参考になると思います。
隣に人が乗ってきたら、一言「猫がいてすみません。」など声がけするとトラブルも減るかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
猫と長距離移動する際、「臭い」「振動」「危険性」という意味では新幹線は車や飛行機よりも安全であると言えます。
しかし猫にとって多大なストレスを受ける事には変わりありません。
普段から愛猫の健康状態をよく観察し、無理のないように帰省の計画を立てて下さいね!
コメント