あなたは猫を多頭飼いしたいけど、「ケンカをしないか」心配ではありませんか?

ケンカを避けるためには、「相性の良い組み合わせ」を選ぶことが大切です。

 

また、万が一ケンカをしてしまっても、理由が分かれば対策を取ることもできます。

この記事では、あなたが猫の多頭飼いしてもできるだけケンカをさせず、幸せな猫生活を送る秘訣を解説します。

 

猫の多頭飼いでケンカをする理由は?

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猫同士でケンカをするのは、2パターンあります。

一つは、元々相性が悪かったために、恒常的にケンカを起こしてしまうパターン。

もう一つは、今まで相性が良く殆どケンカをしなかったのに、急にケンカを始めてしまったパターンです。

それぞれどんな特徴があるのでしょうか?

元々の相性が悪い猫同士がケンカする場合

相性が悪いというのは、言い換えれば「性格の不一致」ということ。

ちょっとした原因でいざこざを起こしてしまうんです。

お気に入りの場所を同居猫に取られた時

猫の場合は、「同居猫が自分のなわばりを犯してしまった」ことが一番の原因となります。

もし仲が良い猫であれば、お互い一緒にくっついて行動する事が多いので、縄張りを奪われたと感じる機会は殆どありません。

 

しかし、仲が悪い猫同士は自分の縄張りを持ちながら生活しているため、お気に入りの場所に同居猫が居ると怒ることがあるのです。

同居猫が飼い主に可愛がられるのを見て嫉妬した時

完全室内飼いの猫は、「場所」だけでなく「人(飼い主)」も縄張りとして見ています

そのため、他の猫が飼い主に甘えているのを見ると嫉妬心が芽生えてしまうのです。

 

実は嫉妬心というのは、仲が悪い猫同士だけでなく、兄弟猫同士でも起こる気持ちなんですよ。

参考: 猫の多頭飼い、兄弟・姉妹同士の嫉妬心と行動は?理想的な接し方は?

仲が良かった猫同士がケンカする場合

寝る時もごはんの時も一緒に行動するような仲良し猫でも、ある日突然ケンカを始めることがあります。

窓の外に他の猫や犬が通り過ぎた時

たまたま、窓の外を通りかかった野良猫や犬と睨み合いが始まり、興奮状態になることがあります。

家の中に居た猫は自分の縄張りに「敵」が侵入してきたと思い、同居猫に攻撃を始めるのです。

このような行動を、「転嫁攻撃」と呼びます。

同居猫の匂いが変わってしまった時

一匹が病院や美容室などに行ったあと、猫の体の匂いが変わってしまうことがあります。

家に居た猫は匂いが変わった同居猫を侵入者と間違えてしまうのです。

猫同士でケンカを始めたら、飼い主が取るべき行動は?

いざケンカが始まってしまったら、飼い主はどのような対応をすれば良いのでしょうか?

まず猫の行動が「じゃれ合い」なのか「本気のケンカ」なのかを見極める必要があります。

猫の「じゃれ合い」「ケンカ」の違いと判別方法は?

猫が取っ組み合いを始めた時、じゃれ合いであれば次のような行動を起こします。

  • 殆ど声を出さず、静かにお互いを追いかけ回す
  • 喉や顔を噛んでも血が出るほどではない(いわゆる甘噛み)
  • 飽きると突然ゴロゴロし始める

 

一方、ケンカの時は次のような行動が見られます

  • 「シャーッ」という声で威嚇する
  • 噛まれた時に「ンギャッ!」という悲鳴のような声を上げる
  • 特定の一匹が執拗に追いかけ回される
  • 血が出るほど強く噛まれる

猫同士でケンカを始めたら飼い主が仲裁すべき?

じゃれ合いであれば飼い主は手を出さず、見守っておくべきです。

野生の猫は子猫のうちにじゃれ合いを通して、「どれくらい噛めば痛がるか」「怪我をしないか」ということを学んでいきます。

家で飼っている猫も同じく、じゃれ合いは社会性を学ぶために大切な行動なのです。

 

しかし、ケンカの場合は時に飼い主が仲裁に入る必要があります。

噛まれた猫が血を出してしまった時

猫が正気を失って他の猫を強く噛んでしまうと、血が出るほどの傷を負うこともあります。

そこまでいった時は飼い主が仲介してあげた方が良いかもしれません。

 

ただし、仲裁といっても人間が直接手を出すことは厳禁です!

本気のケンカをしている猫は野生に戻っているため、とても凶暴で危険です。

人が手を出せば、酷い時には救急車で運ばれるほどの大怪我をしてしまいます。

人間が猫同士のケンカの仲裁をする方法は?

猫のケンカを止めるときは、飼い主がどちらかの猫を贔屓しない形で止めることが重要です。

  • 水鉄砲をかける
  • 大きな音を出す
  • タオルケットや毛布をかける

 

これらは直接手を出さないため、飼い主が怪我をするリスクも少ないですし、ケンカしている猫のどちらにも配慮した止め方になります。

猫がケンカで怪我をした時の対処方は?

もし猫がケンカによって傷を負った場合、まずはいじらずに様子を見て下さい。

軽い傷なら自然治癒力によって数日後に治ることも多いです。

(※軽い傷とは、始めは出血してもすぐ止まる程度の傷です)

 

ただ、数日経っても治らずに化膿してきた時は、動物病院に行って治療してもらった方が良いでしょう。

動物病院に行く程度の怪我かどうか迷う場合は、素人が判断するのは危険ですから、まず電話して聞いてみて下さい。

猫の怪我を防ぐために爪切りをしよう

猫のケンカによる怪我は、主に「噛まれること」と「引っかかれること」の2パターンがあります。

噛まれることに関しては、キバがあるので人間がどうこうすることはできません。

 

しかし、引っかかれることによる怪我は、「爪切り」によってある程度防ぐことができます。

前足の爪の先が尖ってきたと思ったら、先端だけ切るようにして下さい。

猫はケンカによるストレスが原因で病気になることもある?

猫がケンカをした後、ストレスが原因と見られる症状が出ることもあります。

  • 猫の声が出なくなる
  • 食欲が低下する
  • 下痢や便秘になる
  • おもちゃに興味が無くなる

 

これらの症状は一時的で、数日経てば改善されることが多いです。

しかし一週間近く経っても改善が見られない場合は病気である可能性もありますので、やはり動物病院へ連れて行くことが大切です。

治療とともに、ストレスを取り除く対策も獣医師に質問しておきましょう。

猫の多頭飼いでケンカをさせないようにするコツは?

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ここまでは、ケンカしたときと怪我をしたときなどの対処方をみてきました。

でも、できればケンカはしてほしくないですよね?

 

そこで、猫同士がケンカをしないように飼い主ができることをまとめてみました。

飼い主とのスキンシップは先住猫を優先する

多頭飼いの場合、新入り猫よりも先住猫を優先することが基本です。

  • 撫でるとき
  • 抱っこするとき
  • 遊ぶとき

 

これらは、全て先住猫を先にして、あとから新入り猫と行うようにします。

相性が悪い猫はごはんとトイレの場所を分ける

一緒に居てどちらかの猫が食欲がない・粗相をするなどの問題が見られたときは、ストレスの可能性があります。

そんな時はごはんとトイレの空間をそれぞれの猫で分けてみます。

 

ただし、ごはんを食べる場所、トイレの場所は先住猫が使用していた場所を変えてはいけません。

もし先住猫があなたと一緒に添い寝していたのであれば、その習慣は続けましょう。

その上で、新入り猫にはお気に入りの場所を新たに見つけてあげて下さい。

 

それぞれの部屋に行くとき、猫同士の通路を塞がないように配慮することもポイントです。

猫の居住空間を分ける

相性の悪い猫を同じ家の中で飼う場合、一番良いのは普段過ごす部屋を分けることです。

しかし、分けるだけの部屋が足りない家もあると思います。

 

そんな時は、高さの異なる台や、キャットタワー数カ所設置しておくと良いです。

猫は一緒に暮らすうちに、上下関係が自然と出来てきます。

力の強い猫ほど高い位置に居る習性があるので、上下関係が決まれば自分がくつろげる場所も決まってくるのです。

猫だけの留守番時の注意点は?

多頭飼いをし始めたばかりの頃は、まだお互い慣れていないので、新入り猫を別の部屋に隔離しておきます。

スペースが無い場合は、新入り猫をケージに入れて出かければ安心ですね。

 

多頭飼いを始めてから1~2週間はこのような状態で様子をみましょう。

完全に慣れたようなら、隔離したりケージに入れなくても大丈夫ですが、隠れる場所は数カ所確保して下さい。

(例:ケージの扉を開けておく、キャリーバッグを置いておく、キャットタワーを用意するなど)

先住猫と新入り猫を対面させるときのポイントは?

猫同士でケンカをせず仲良しになってもらうためには、新入り猫を受け入れてもらうことが肝心です。

そこで、「初対面」の時にやるべきことをまとめてみます。

2,3日置いてからケージ越しに対面させる

新入り猫が家に入ったときは、先住猫といきなり合わせず、2・3日はケージに入れて離しておきます。

先住猫は、鳴き声や匂いなどで他の猫が来たことを察知します。

 

いよいよ初対面となったら、新入り猫をケージに入れたまましばらく様子を見ましょう。

初めて知らない猫を見たときは「シャーッ」と威嚇するかもしれませんが、お互い徐々に慣れてきます。

 

新入り猫をケージから出して対面させるときは、新入り猫が隠れる場所を確保しておくことも大切です。

お互いの体の匂いを交換する

猫が自分以外の猫を「仲間」と判断する要因は、主に「匂い」です。

仲が良い猫はお互いの体をこすり合い、匂いを付け合っているので仲間だと分かるのです。

 

先住猫と新入り猫の匂いを交換すれば、早く仲良くなれる可能性が高まります。

匂いの交換の手順は次の通りです。

  1. 先住猫の体をタオルでこすり、匂いをつける
  2. 先住猫の匂いがついたタオルを新入り猫の体にこすりつける
  3. 新入り猫の体をタオルでこすり、匂いをつける
  4. 新入り猫の匂いがついたタオルを先住猫の体にこすりつける

 

以上で匂いの交換は完了です。

そうすることによって、お互いが「仲間だ」と認識できるようになるでしょう。

猫の多頭飼いで相性が良い組み合わせは?

ケンカをしないために一番重要なのは「猫の相性」です。

もちろん、猫によって性格は違うし、飼ってみないと分からないことはたくさんあります。

しかしある程度の相性の良さというのはありますので、ぜひ飼う前に参考にしてみて下さいね^^

初めての多頭飼いなら、兄弟猫がお勧め

多頭飼いといえば「先住猫」と「新入り」を思い浮かべるかもしれませんが、一番飼いやすいのは兄弟猫です!

管理人は「三姉妹猫」を里親として同時に迎え入れました。

 

初めて多頭飼いするのであれば、この記事を参考にして下さい。

参考:猫を初めて飼うなら兄弟の多頭飼い?不安が消える5つのメリットとは?

多頭飼いのメリットとデメリットについて解説しています。

相性が良いとされる猫の年齢・性別の組み合わせは?

次は、兄弟以外でどんな組み合わせなら相性が良いのか見ていきましょう。

親猫×子猫(良好)

野生であれば猫の親子は必ず別れがきますが、家で飼う場合は一生親子関係が続くことになります。

子猫は大人に成長しても、ずっと親猫に甘えるでしょう。

その分、飼い主への依存度は少なくなるので、猫にべったり甘えて欲しい人には向かないかもしれません。

子猫×子猫(良好)

子猫同士はとても上手くいく可能性が高い組み合わせです。

小さいうちから一緒に暮らすことによって、遊びを通してお互いの成長に良い刺激となるでしょう。

大人のメス×大人のオス(良好)

「つがい」の関係は相性が良いとされます。

しかし仲が良すぎて子どもができちゃった!とならないように、しっかり避妊手術をしてから飼う事が重要です。

大人のメス×大人のメス(普通)

メス猫は自立心が強く、オス猫ほど暴れることもないのでケンカになりにくいです。

いつもべったり仲良しという関係にはなりにくいですが、初心者にはお勧めの組み合わせです。

大人の猫×子猫(普通)

先住猫が大人だと、新入りの子猫に警戒心を抱くことがありますが、徐々に慣れるでしょう。

飼い主があまり子猫をかわいがると先住猫が嫉妬することもあるので、あくまでも先住猫を優先して下さいね。

大人のオス×大人のオス(注意)

オス猫同士は縄張り争いが起こるので、相性の良さは慎重に見極めた方が良いです。

相性が悪いと血を見るような激しいケンカになることが予想されます。

ただし、逆に相性が良い場合は強い友情が芽生えることもあります。

老猫×子猫(注意)

最も注意が必要な組み合わせで、できれば避けた方が良いです。

もしも老猫を飼っていて、急に子猫を引き取ることになった場合は、老猫にいきなり会わせないようにして下さい。

それでも相性が悪かったら飼い主が取るべき対策は?

もし複数の猫を飼ってみて相性が悪いと分かったら、仲良くなることはなかなか難しいです。

飼い主が無理に仲を取り持とうとするよりは、猫の生活スペースを分けるのが良いですね。

猫は元々単独行動をする生き物なので、たとえ家の中でも「縄張り」を持った方が上手くいくでしょう。

 

でも、それぞれの猫たちに同じように愛情をかけてあげることを忘れないで下さいね^^

まとめ

★この記事のポイントおさらい

  • 猫の多頭飼いをするときは、「相性の良い組み合わせ」を選ぶ
  • 猫同士の取っ組み合いが始まったら「じゃれ合い」か「ケンカ」か見極めて対応する
  • 基本的には先住猫を優先、でもみんな平等に可愛いがる

 

いかがでしたでしょうか?

猫同士のケンカはできれば見たくないものです。

多頭飼いにはたくさんのメリットがありますが、焦らずに慎重に考えてからどの猫を飼うか決めて下さいね。

 

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