猫好きだけど犬も好き、という動物大好きなあなたは両方同居できるか不安に感じていませんか?
どちらも人間のパートナーとして確立されていますが、習性も食べ物も全く違います。
でも、飼い主のあなたがきちんと違いを理解して準備すれば、犬と猫を一緒に飼うことは可能です。
この記事では、犬と猫を同時に飼うための注意点と、犬も猫もストレスを減らして仲良く暮らす方法をご紹介します!
完全室内飼いで、犬と猫が同居することはできる?
結論から言えば、犬と猫を同時に飼うことはじゅうぶん可能です!
ただ、「同時に」飼う場合は、相性が良い組み合わせがあるんです。
同時ではなく少し時期をずらすというのも一つの方法なのですが、詳しくご説明しますね^^
実際に犬と猫を一緒に飼っている人はいる
まず気になるのは、犬と猫を一緒に飼っている人が居るのか?ということだと思いますが、
実際に飼っている人は居ますし、私も実際に飼っている人のお宅に行ったことがあります。
そのお宅では「犬が完全外飼い・メスの老犬」に対し、「猫は生後3ヶ月未満に保護したオスの子猫」でした。
この組み合わせはとても相性が良いですね^^犬小屋に子猫が入って遊んでいましたよ。
また、「岩合光昭の世界ネコ歩き(NHK BSプレミアム)」でも、猫と犬が一緒に遊んでいる映像を何回か見ました。
ただし、だいたいは犬が外飼いの場合です。
犬も猫も完全室内飼いをするのであれば気をつけることは沢山出てきますが、詳しくは後述しますね!
犬と猫を同居させるなら、どちらも子犬と子猫のうちが飼いやすい
どちらも生後2ヶ月~3ヶ月後のうちに同時に飼い始めると、お互いに興味を持って仲良くなる確率が高くなります。
「社会化期」と呼ばれている時期で、この時から一緒に暮らせば、一緒に居るのが普通の状態になることでしょう^^
先に犬を飼って、後から子猫を飼うのもオススメ
犬が大人になってから、後から子猫を飼うのも上手くいきやすいパターンです。
ただし、犬は十分しつけをしておく必要があります。
犬は小さい動物を追いかける習性があるので、子猫がちょこちょこ走り回ると追いかけ回す可能性があります。
たとえ犬が「喜んで」とか「遊んで欲しくて」というプラスの気持ちだったとしても、
子猫にとっては恐怖心を持ってしまい、犬を噛んだり引っ掻いたりするかもしれません。
飼い主と犬がしっかりと主従関係を築いておき、犬が猫を追いかけないように躾けをしましょう!
成猫と子犬、成猫と成犬はやめたほうが無難
大人の猫は自分の縄張りに他の動物が入ることを嫌います。
よく鳴く子犬は更に苦手ですし、自分より体の大きい成犬は「怖い存在」なんです。
でも、相性が良ければどちらの組み合わせでも仲良くなることは十分可能ですので、しばらくの間はむやみに引き合わせることはせず、少しずつ顔を合わせるようにしましょう。
犬と猫、お互いのストレスを減らす同居方法とは?
大事なのは犬と猫の習性の違いを理解すること。
具体的には「活動する時間」「食べ物」「トイレ」「縄張り」などです。
どのような違いがあるのか、一つずつ見ていきましょう。
活動する時間帯の違いを理解する
猫の特性として、「薄明薄暮性」であることが挙げられます。
実は犬も、本来野生の時代は猫と同じく「薄明薄暮性」だったのですが、人間と一緒に暮らしていくうちに人間の生活リズムと合うようになってきました。
猫も同じく、室内飼いしていると人間と同じリズムで暮らすようになります。
ということで、活動する時間帯については犬と猫であまり大きな違いはないと言えます。
しかし、毎日散歩する犬と違って猫は運動不足になりがち。
猫は運動不足だと夜に暴れることが多くなりますので、昼間に沢山遊んであげることが大事ですね!
食べ物の違いを理解する
犬と猫の食べ物は大きく違います。
犬が「肉食に近い雑食」なのに対し、猫は完全肉食動物なんです。
ですから、犬にはドッグフードを、猫にはキャットフードを分けて与えるようにしましょう!
食べる時間はずらさなくても大丈夫ですが、お皿はちゃんと分けて下さいね。
トイレの方法の違いを理解する
猫のトイレのしつけは比較的簡単です。
一度「ここだよ」と教えてあげれば、よほどのことがなければすぐに覚えてくれます。
犬はトイレのトレーニングが必要ですが、特に気を付けたいのが、猫のトイレに入らないことです。
他の動物の排泄物の臭いがあるとそこで用を足してしまうこともあるので、そうならないように躾けをすることが大切です。
猫のトイレも、犬のトイレも、用を足したらこまめに掃除をするのが理想的ですね!
行動範囲・遊び方の違いを理解する
犬は平面を走り回る「横運動」が好き、猫は高いところに登ったり降りたりする「縦運動」が好きな動物です。
また、犬は毎日の散歩が必要ですが、猫は散歩する必要はありません。
その代わり、猫は毎日飼い主がおもちゃを使って遊んであげましょう!
性格の違いを理解する
「犬は人につき、猫は家につく」ということわざがありますよね。
犬は飼い主との主従関係が大事で、猫は住む環境(と食事)が一番大事なんです。
犬は可愛がった分だけ飼い主に懐いてくれますが、猫はあまりベタベタし過ぎるのを嫌います。
だからといって猫を放置して良いというわけではありません。
基本的には犬の相手をしてあげるのが良いですが、時間をきっちり取って猫とも遊んで下さいね^^
無理に仲良くさせようとしないこと
犬と猫がすぐ仲良くなる場合もあれば、時間がかかる場合もあります。
始めのうちは別々の空間で分けて過ごし、少しずつケージ越しに合わせると良いですね。
飼い主が仲介しながら注意深くお互いの様子を観察して、犬にも猫にもストレスを与えないように心がけましょう!
まとめ
いかがでしたか?
犬と猫を同時に飼うことは可能です。
でも、それぞれ習性・性格などの違いが分からないとお互い不幸な結果になりかねません。
十分な準備をしてから家に迎え入れて、焦らずに少しずつ慣れさせていって下さいね。
そうすれば、楽しいペットたちとの生活を過ごせることは間違いありません(*^_^*)