猫の健康診断は必要?受ける時期と頻度は?内容や費用、受け方は?

 

初めて猫を飼うとき、「猫の健康診断って本当に必要なの?」「どんな項目があって費用はどのくらいかかるんだろう?」と疑問に思っていませんか?

今回はそんなあなたの疑問にお答えするため、

猫の検診の必要性受ける時期検査内容とその費用について詳しく解説していきます!

 

猫の健康管理は飼い主の責任です。

ぜひ定期検診を受けさせて、愛する猫の健康を守っていきましょう!(^^)!

猫の健康診断の必要性とメリット

猫のワクチンに関する知識はこちら!

関連記事: 猫のワクチン接種は毎年必要?種類と値段はどのくらい?

 

人間は毎年健康診断を受けていますが、猫も必要なんでしょうか?

・・・答えは、必要なんです!!

 

猫は人間の5~6倍のスピードで歳を取ると言われています。

「気付かないうちに猫の病気が進行していた」ということも多いのです。また、猫は自分の病気を隠す動物と言われていますから、ますます飼い主が猫の様子を観察しておくことが大切になります。

 

そこで有効なのが、猫の健康診断なのです。

◆猫の健康診断を受けることのメリット4点

病気の予防早期発見ができ、早期治療を受けることができる

猫は病気の進行が速いため、気付いた時には手遅れということになりかねません。

病気の早期発見には、定期的な健康診断が役に立つのです。また病気の早期発見ができれば、猫の負担軽減を考えた治療方法を選べる場合もあります。

飼い猫のからだの状態を知ることができる

猫にも個性があり、それぞれ平常時の数値(体温、血圧など)が違います。定期的に健康診断を受けておけば、猫の健康状態がデータ化され、平常時の数値と違えばもしかして病気かも?と気付くことができます。

また飼い猫の排泄物や食事の状態を知ることによって、今後の飼育に活かすことができ、健康管理が行いやすくなります。

●獣医師から猫のアドバイスを受けることができる

健康診断を受けることによって獣医師と話す機会が増え、飼育についてのアドバイスを受けることができます

猫のホームドクターを作ることは大切です。何か不安があれば相談したり、病院に行くべきか判断を仰ぐこともできるので飼い主にとっては心強い存在となります。

●猫が動物病院に慣れる

動物病院へあまり行ったことのない猫は、動物病院でパニックになってしまうこともあり得ます。

体重測定や検温など、からだに負担の少ない健康診断を受けることから始めれば、徐々に動物病院にも慣れて猫の不安も薄れていくことでしょう。

猫の健康診断を受ける時期と頻度

健康診断のメリットが分かって頂けたと思いますが、では「いつ」「どれくらい」受ければ良いのでしょうか?

健康診断を受ける時期(タイミング)

年1回のワクチンを接種する時に、健康診断も受けることが多いようです。

他にはノミ・ダニ予防などで通院する時に受けることもできます。健康診断の結果によっては、改めて精密な健康診断を受けることにもなります。

健康診断を受ける頻度

猫の健康診断は、年齢によって適切な受診頻度が変わります。

若年期(生後から2歳)⇒年に1回

中年期(2歳から7歳)⇒年に2回

老年期(8歳以上)⇒年に3回

 

上記はあくまでも理想の目安ですから、飼い猫の健康状態や飼い主さんの状況に応じて決めましょう。

猫の健康診断の内容や費用

猫の年齢からだの状態に応じた健康診断を受けることになります。

動物病院によっては、最低限必要と考えられる診断内容がセットになった診断コースが設定されている病院もあります。

必ず受けた方が良い検査項目

どの猫も、最初は基本項目の診断を受けます。

◆猫の健康診断 基本項目

  • 基本データの確認(種類、性別、避妊/去勢、年齢、予防歴、今までかかった病気 など)
  • 身体検査(体重、体温 など)
  • 問診・触診・聴診(一般状態、皮膚、眼、耳、鼻、呼吸、骨格、被毛、歯、腹部 など)
  • 血液検査
  • 便検査、尿検査

◆基本項目の費用

基本項目がセットになって、5,000円から受けられる病院が多いようです。

どの内容がセットになっているかは動物病院によって異なりますから、最初のうちは複数の動物病院に問い合せてみるのも良いかもしれません。

一度目の検査結果によっては受けた方が良い検査項目

まずは基本項目の診断を受け、気になる所見がある場合は獣医師と相談した上でオプション診断を行うことができます。

◆猫の健康診断 オプション項目

  • レントゲン(胸部・腹部)
  • 超音波(エコー)検査
  • 眼科検査
  • 歯科検査
  • 皮膚科健診

その他、各動物病院で判断した項目

◆オプション項目の費用

各オプションごとに2,000円~5,000円程度ですが、精密検査などでは10,000円以上かかる場合もあります。

猫の健康診断を受けるときの流れ

完全予約制の動物病院が多いようですので、初めて行く病院であれば事前にしっかり確認しておきましょう!

それでは、健康診断の流れをご説明します。

◆猫の健康診断 予約から結果までの流れ 

STEP1 動物病院に予約

希望の日時を伝え、事前に必要な準備(検査内容、費用、持参するもの、飲食可能時間など)について説明を受けます。

同じ日にワクチン接種を希望する場合はそのことも伝えましょう。

STEP2 健康診断の当日までの準備

飼い猫の便や尿を事前に採取して持参します。

また、初めて病院に行く場合は飼い猫をキャリーケースに慣れさせておいた方が良いですね。

朝ご飯は基本的に抜いて行きます。キャットフードを持参して行くと良いと思います。

STEP3  基本の健康診断(問診、触診、視診、血液検査、便・尿検査など)

まず問診を行い、獣医師と健康状態を確認します。

STEP4 オプションの健康診断(レントゲンやエコーなど)

基本診断を行った際に気になる所見があった場合は、オプションとなるレントゲン撮影や超音波(エコー)などの診断を追加する場合があります。

STEP5 診断結果

健康診断の当日に、診断結果がでる動物病院が多いようです。

診断結果によっては、新たな検査や治療を必要とする場合があります。

まとめ

猫の費用に関するまとめはこちら!

関連記事: 猫を飼うための費用はいくら?初期費用には避妊・去勢手術も

 

いかがでしたか?

猫の健康診断を受けるメリットや内容が分かって頂けたことと思います。

また、病院に頼るだけでなく、普段から愛猫の健康状態を確認しておくことも大切です!

 

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