あなたは、「これから猫を飼ってみたいけど、いきなり飼うのは不安だなぁ」と考えていませんか?
そんなあなたにお勧めしたいのが「猫カフェ」です。
猫を飼う前に何度か猫カフェに行ってみれば、「実際に猫を飼ったときどんな感じなのか」が想像できるようになるでしょう。
でも、「猫カフェがどんな所なのか」知らない人も多いのではないかと思います。
この記事では、「猫カフェのシステム」「料金設定」や、「猫カフェの猫がどこから来たか」など、猫カフェの基本的な情報についてお伝えしていきます。
猫カフェとはどんな所?目的は?
ここでは、「猫カフェ」がどういう目的で作られたのか、猫カフェに行けばどんな体験が出来るのかを見ていきましょう。
猫カフェは「猫と触れ合って癒しをもらう」場所
猫カフェでは、室内に猫を数十匹放し飼いにしていて、お客さんが猫と自由に触れ合うことができます。
「カフェ」という名前がついている通り、喫茶店のようにドリンクや軽食を取れるようになっているのですが、その形態はお店によって異なります。
因みに、猫カフェで触れ合える猫たちのことは通称『猫スタッフ』と呼ばれています。
運営しているのは人間ですが、お客様をおもてなしするのが猫(=接客スタッフ)ということなのでしょう。
猫カフェに行くのは「猫に癒されること」が一番の目的と言って良いでしょう。
猫カフェに行くと猫の習性が分かる?
猫を始めて飼いたいと思っている人にとっては、猫カフェに行くことは猫の習性を知る良い機会になると思います。
とにかく遊ぶのが好きな子、なでてもらうのが好きな子、逆に嫌いな子、また殆ど寝てばかりいる子など、様々な性格の猫がいるということも分かります。
特に遊び方については、常連のお客さんのやり方を見ていると勉強になりますよ^^
私が猫カフェに行ったばかりの時は、「猫って実は殆ど鳴かないんだ!」ということを初めて知りました。
猫を飼いたい人は理想の猫を探してみよう
猫を飼いたいけど飼おうか迷っている人は、猫カフェに行くと理想の猫に出会えるかもしれません。
テレビを見て「あの猫かわいい」と思っても、実際に合うとフィーリングが合わないことが多々あります。
でも、何度か猫カフェに通ってみると「この子が好き」とか「この子と暮らしたい!」と思う猫に出会うことがあるんです。
保護猫であれば「トライアル」で何日か飼ってみることもできますから、積極的に出かけてみましょう。
猫カフェのドリンク料金やシステム設定は?
猫カフェの料金システムは各店舗によって違います。
猫と一緒の空間で飲食できるお店もあれば、別々になっているお店もあります。
猫と一緒の空間で飲食できる場合の料金設定
↓こちらは、青森県八戸市にある『猫処またたび亭』の様子です。
受付の近くで入れてきた飲み物を猫触れ合いスペースの中に持って行き、そこで飲むことができます。
このお店では、キャットウォークの下に飲み物を置けるようになっているので、猫にも人間にも配慮した良い空間ですね^^
↓こちらも『猫処またたび亭』から。
猫との触れ合いスペースに、ケージを置いているお店も多いようです。
よく見るとトイレも一緒に入ってますが、特に匂いはしませんでした。
色々な料金システムがありますが、一般的なのは以下の2パターンになります。
パターン①時間制で課金(ドリンクフリー)、時間オーバーする毎に追加料金が発生する
この場合、入店してから何分経過したのか店員からお知らせすることはありませんので、時間管理は自分で行います。
1時間800円~1500円のお店が多く、後払い制になっています。
1時間を過ぎたら15分か30分ごとに延長料金を払うシステムのお店が多いようです。
やはり場所代がかかる分、田舎よりも都会の方が高いようですね。
ドリンクはセルフサービスです。
自分の好きなタイミングで入れて、触れ合いコーナーに持って行きます。
パターン②時間制で課金するが、ドリンクは別料金
ドリンクは自動販売機で売っているお店や、店員に注文するお店があります。中には持ち込みできるお店もあるようですね。
猫との触れ合い空間と食べる場所が異なる場合の料金設定
ドリンクだけでなく軽食も注文できる猫カフェがありますが、その場合は猫と触れ合うスペースと飲食スペースが分離されているようです。
猫カフェは予約が必要?
殆どの猫カフェは予約無しで入ることができます。
ただ、狭いお店だと土日は満員になることもありますから、空いている時間帯をお店に聞いてから行くのも良いですね。
私がよく行く猫カフェでは、土曜の開店直後は一番混み合い、昼過ぎは比較的空いています。
猫カフェは土足で入れるの?
基本的に、猫カフェはどのお店も土足厳禁となっています。
また、素足も禁止しているお店が多いので、靴下をはいていくか持参すると良いでしょう。
忘れた場合は、有料で貸し出ししてくれると思います。
猫カフェの一般的なルールや特徴について
猫カフェには独自のルールが存在しますので、行く前に知っておいた方が良いでしょう。
詳しいマナーのお話はこちら⇒[br num=”1″] 関連記事:猫カフェでのルールやマナーは?~猫に嫌われない過ごし方~
↓こちらは青森市にある『ぽんぽろ』の様子です。
部屋の上部にキャットウォークがついているので、ここに猫が居る間は触ってはいけません。
また、どんな人が猫カフェを利用しているのかもここで見ていきましょう。
猫カフェで猫スタッフにエサをあげても大丈夫?
別料金で、エサを1~2回あげて良いお店もありますが、禁止しているお店もあります。
入店時にドリンク関係と一緒に説明を受けると思うので、その時に確認して下さい。
おもちゃは持参しても大丈夫?
猫カフェには備え付けのおもちゃがいくつか用意されているので、それを使っても良いですが、お店によっては持ち込みOKの所もあります。
ただし「新品に限る」などの制約がありますので事前にお店のブログなどで確認してから行きましょう。
猫カフェ利用者の特徴は?
私も何度か猫カフェに行っていますが、お客さんの層として多いのは、
- 親子連れ(※小さい子どもは親の同伴が必要)
- 友達同士
- カップル
- 男性一人
が多いように見受けられます。年配の方は少ないですね。
ただ東京の猫カフェに行った時は親子連れは少なく、女性客が殆どでしたので、地域性も大きいかもしれません。
猫関連の雑貨も購入できます
猫グッズを売っているお店も多いですね。
多いのは財布、巾着、小物入れ、ストラップあたりでしょうか。
猫カフェの猫はどこから来た?営業時間外の猫のお世話は?
ところで、「猫カフェの猫」はいったいどこから来たのか気になりませんか?
営業が終わってから猫たちはどのように過ごしているのでしょうか?
「猫スタッフ」の出身は、保護猫とブリーダー経由がある
最近の猫カフェは保健所や動物愛護センターなどから引き取られた「保護猫」が多いようです。
中には一般の方が捨て猫を保護し、猫カフェに預けるというパターンもあります。
そういう保護猫の里親募集をしているお店が多いです。
また、保護猫の譲渡を目的としている『保護猫シェルター』と呼ばれる猫カフェも増えてきました。
一方、ブリーダーが経営している猫カフェでは、血統書付きの猫のみ扱っている所もあります。
一つの種類の猫だけを扱っているお店ならその種類の猫ファンにはたまりませんよね。
営業時間外は、猫カフェにそのまま残して帰るか、店員の家に連れて帰る
猫カフェの営業時間は遅くても22時までと決まっており(※動物愛護法により)、時間外は猫カフェに猫スタッフを残して帰るお店があります。
定休日は従業員が猫のお世話をしに行くそうです。
また、猫スタッフを全て従業員の自宅に連れて帰るお店もあります。
まとめ
- 猫カフェは猫と触れ合うことによって癒される、また猫の習性を見ることができる
- 猫カフェの料金システムは店舗によって様々、飲食スペースが分かれているお店もある
- エサやおもちゃの持ち込みをできる猫カフェとできない猫カフェがある
- 猫カフェの猫は保護猫(主に雑種)もあり、ブリーダー経由(血統書)もある
いかがでしたか?猫カフェの仕組みが分かって頂けたことと思います。
近年の猫カフェはホームページやブログを運営しているお店が多いですから、事前にネットで調べて行くと良いですね。
猫カフェに行って猫と触れ合い、猫を飼うきっかけとなってくれたら嬉しいです(^o^)